永遠の命の希望への信仰を強めるイエス・キリストの奇跡

日本語の聖書 – オーディオナレーション付き

「事実,イエスが行ったことはほかにも多くある。それを詳細に書いたとしたら,その巻物は世界に収まり切らないと思う」(ジョン21:25)

「事実,イエスが行ったことはほかにも多くある。それを詳細に書いたとしたら,その巻物は世界に収まり切らないと思う」

(ジョン21:25)

イエス・キリストとヨハネの福音書に書かれた最初の奇跡である彼は、水をワインに変えます: « 3日目にガリラヤのカナで結婚の披露宴があり,イエスの母親がそこにいた。 イエスと弟子たちも披露宴に招かれていた。 ぶどう酒が足りなくなった時,イエスは母親から,「ぶどう酒がありません」と言われた。 しかしイエスは母親に言った。「それは私たちが心配することですか。私の時はまだ来ていません」。 イエスの母親は給仕たちに,「彼が言うことは何でもしてください」と言った。そこには,ユダヤ人の清めのしきたり通りに石の水がめが6つ置いてあり,各容量は五,六十リットルだった。 イエスが給仕たちに,「かめいっぱいに水を入れなさい」と言うと,彼らは縁までいっぱいに入れた。 イエスは言った。「さあ,少しくんで,宴会の幹事の所に持っていきなさい」。彼らは持っていった。宴会の幹事はぶどう酒に変えられた水を味見したが,その出どころを知らなかった。(水をくんできた給仕たちは知っていた。)それで花婿を呼んで, こう言った。「普通は最初に上等のぶどう酒を出し,みんなが酔った頃に劣ったのを出しますが,あなたは上等のぶどう酒を今まで取っておいたのですね」。 イエスはこれを最初の奇跡 としてガリラヤのカナで行い,自分の力 を明らかにした。弟子たちはイエスに信仰を持った »(ヨハネ2:1-11)。

イエス・キリストは王のしもべの息子を癒します: “イエスは再びガリラヤのカナに行った。水をぶどう酒に変えた所である。さて,カペルナウムに王の役人がいて,息子が病気になっていた。  この役人は,イエスがユダヤからガリラヤに来たことを聞くと,出掛けていき,下ってきて息子を癒やしてくれるようにと頼んだ。息子は死にかけていたのである。 しかしイエスは言った。「あなた方は奇跡 や不思議なことを見なければ,決して信じません」。 王の役人は言った。「主よ,私の子供が死なないうちに来てください」。 イエスは,「行きなさい。息子さんは治ります」と言った。役人はイエスの言葉を信じて去った。 戻る途中,奴隷たちが来て,男の子が治った と言った。  役人は,息子が何時に良くなったかを尋ねた。奴隷たちは答えた。「昨日の午後1時ごろに熱が下がりました」。 父親は,それが,「息子さんは治ります」とイエスが言ったその時刻だと分かった。こうして役人とその家の人たち全員が信じた。これは,イエスがユダヤからガリラヤに来た時に行った2番目の奇跡 だった »(ヨハネ4:46-54)。

イエス・キリストはカペナウムで悪魔に取り憑かれた人を癒します: “それからイエスはガリラヤの町カペルナウムに下っていき,安息日に人々を教えていた。 人々はその教え方に大変驚いた。イエスは権威をもって話したからである。 さて,会堂には,邪悪な天使に取りつかれた男性がいて,大声でこう叫んだ。 「ああ,ナザレ人イエス,何をしに来たのですか。私たちを滅ぼすのですか。あなたが誰かはよく分かっています。神の聖なる方です」。 しかしイエスは,「黙りなさい。その人から出なさい」と叱りつけた。邪悪な天使はその男性を人々の真ん中に投げ倒し,傷を負わせることなく出ていった。 皆は非常に驚き,互いにこう言いだした。「何と,言った通りになった。彼が権威と力をもって命じると,邪悪な天使たちは出ていくのだ」。 こうしてイエスに関する話は周囲の地方の隅々まで広まっていった »(ルカ4:31-37)。

イエス・キリストはガダレネスの地(現在はヨルダンの東部、ティベリアス湖の近く)で悪霊を追い出します: « エスが向こう岸に着いてガダラの人たちの地域に入ると,邪悪な天使に取りつかれた2人の男が墓場 から出てきてイエスに会った。人はとりわけ凶暴だったので,誰もすぐ近くの道を通る勇気がなかった。  2人はわめいて,言った。「神の子よ,何をしに来たのですか。私たちを罰するために,定められた時よりも前に来たのですか」。 遠く離れた所で,豚の大きな群れが草を食べていた。 それで邪悪な天使たちはイエスに嘆願し始め,「私たちを追い出すのでしたら,あの豚の群れの中に送り込んでください」と言った。 イエスが「行け!」と言うと,邪悪な天使たちは出てきて豚の中に入った。何と,群れ全体が突進して崖から湖に落ち,水の中で死んだ。 豚を飼っていた人たちは逃げて町に入り,邪悪な天使に取りつかれた男たちのことを含め,一切のことを知らせた。 すると,町中の人がイエスに会いに出てきた。そしてイエスを見ると,この地域から出ていくようにと求めた »(マタイ8:28-34)。

イエス・キリストは使徒ペテロのしゅうとめをいやされる:「イエスはペテロの家に入り,ペテロのしゅうとめ が熱病にかかって寝ているのを見た。  それで彼女の手に触ると,熱が引き,しゅうとめは起き上がってイエスをもてなし 始めた」(マタイ8:14,15)。

イエスは男の手を癒します: « 別の安息日のこと,イエスは会堂に入って教え始めた。そこに,右手がまひした 男性がいた。  律法学者とパリサイ派の人たちは,イエスが安息日に治すのかどうか,じっと見ていた。イエスを訴える理由を見つけようとしてだった。 しかしイエスは,その考えを知っていたので,片手がまひした 男性に言った。「立ち上がって,中央に立ちなさい」。男性は身を起こして,そこに立った。 イエスは言った。「あなた方に尋ねますが,安息日にしてよいのは,助けることですか,苦しめることですか。命を救うことですか,滅ぼすことですか」。 そして皆を見回してから,その男性に言った。「手を伸ばしなさい」。男性がそうすると,手は治った。 ところが,律法学者とパリサイ派の人たちは怒り狂い,イエスをどう始末しようかと話し合いを始めた »(ルカ6:6-11)。

イエスは浮腫に苦しんでいる一人の男を癒します(体液の過剰な蓄積)に苦しんでいる人を癒します: « 別の時のこと,イエスは安息日にパリサイ派のある指導者の家に食事に行った。人々はイエスをじっと見ていた。そして,水腫 になった男性がイエスの前にいた。 そこでイエスは,律法に通じた人とパリサイ派の人たちに尋ねた。「安息日に病気を治してよいでしょうか,治してはいけないでしょうか」。 しかしその人たちは黙っていた。イエスは男性に触って癒やし,そこから去らせた。 それから言った。「あなた方のうち,息子や牛が井戸に落ちた場合,安息日だからすぐに引き上げないという人がいるでしょうか」。 その人たちは答えることができなかった »(ルカ14:1-6)。

イエス・キリストは盲人をいやします。「さて,イエスがエリコに近づくと,目が見えない人が道路の脇に座って物乞いをしていた。  その人は多くの人が通っていく物音を聞いて,何が起きているかを尋ね始めた。 人々は,「ナザレ人イエスが通っていくのだ!」と知らせた。 そこでその人は叫んだ。「ダビデの子イエス,憐れみをお掛けください!」 すると,先頭にいた人たちが,静かにしているようにと言って,叱り始めた。しかし,その人は,「ダビデの子よ,憐れみをお掛けください!」とますます叫び立てた。 そこでイエスは立ち止まり,彼を連れてくるよう命じた。彼が近くに来てから,イエスは尋ねた。 「何をしてほしいのですか」。その人は,「主よ,目が見えるようにしてください」と言った。 イエスは言った。「目が見えるようになりなさい。あなたが良くなったのは信仰があったからです」。 すると,その人はたちまち目が見えるようになり,神をたたえつつイエスの後に従うようになった。人々も皆,これを見て神を賛美した」(ルカ18:35-43)。

イエス・キリストは2人の盲人を癒します: « イエスがそこから歩いていくと,目が見えない2人の人 が,「ダビデの子よ,憐れみをお掛けください」と叫びながら付いてきた。 イエスが家の中に入ると,目が見えない2人はそのもとに来た。イエスは,「私にできるという信仰がありますか」と尋ねた。2人は,「はい,主よ」と答えた。 それでイエスは2人の目に触り,「あなたたちの信仰通りになりますように」と言った。 すると,2人は目が見えるようになった。イエスは,「誰にも知られないようにしなさい」と厳重に命じた。しかし,2人は出ていってから,イエスのことをその地方全体に言い広めた »(マタイ9:27-31)。

イエス・キリストは1人の聴覚障害者を癒します: “イエスはティルス地方から戻る時,シドンを経て,デカポリス地方 を通ってガリラヤ湖に行った。 ここで人々は,耳が聞こえず言語障害のある男性をイエスのもとに連れてきて,その男性に手を置いてくれるようにと嘆願した。 イエスは群衆の中からその男性だけを連れていった。指を男性の両耳に入れ,それから唾を掛けて,舌に触れた。 そして,天を見上げて深く息を吐き,「エファタ」,つまり「開かれよ」と言った。 すると,耳は開かれ,言語障害はなくなり,男性は普通に話し始めた。 イエスは人々に,誰にも言わないようにと命じた。しかし,イエスが命じれば命じるほど,人々はますます広めるのだった。 実際,すっかり驚いて,「あの人は何でも見事に行った。耳が聞こえない人を聞こえるように,口が利けない人を話せるようにするのだ」と言った »(マルコ7:31-37)。

イエス・キリストはハンセン病患者を癒します:「また,重い皮膚病の男性がイエスの所に来て,ひざまずいて嘆願し,「あなたは,お望みになるだけで,私を癒やすことができます」と言った。 イエスはかわいそうに思い,手を伸ばして男性に触り,「そう望みます。良くなりなさい」と言った。 すぐに病気は消え,男性は良くなった」(マーク1:40-42)。

イエスはハンセン病で10人を癒します: イエスはエルサレムに行く途中,サマリアとガリラヤの間を通っていた。 ある村に入っていくと,重い皮膚病の人10人がイエスを見て,離れた所で立ち上がり, 声を上げて言った。「イエス,先生,憐れみをお掛けください!」 イエスはその人たちを見て,言った。「自分を祭司に見せに行きなさい」。その人たちは出掛けていく途中で癒やされた。 そのうちの1人は,癒やされたことに気付き,大声で神をたたえながら戻ってきた。 そしてイエスの足元にひれ伏して感謝した。しかも,その人はサマリア人だった。 それでイエスは言った。「10人全員が癒やされたのではありませんか。では,ほかの9人はどこにいるのですか。  神をたたえるために戻ってきたのは,この他国の人だけなのですか」。 そしてその人に言った。「立って,行きなさい。あなたが良くなったのは信仰があったからです」 »(ルカ17:11-19)。

イエス・キリストは麻痺者を癒します:「この後,ユダヤ人の祭りがあって,イエスはエルサレムに上っていった。 さて,エルサレムにある羊の門の所に,ヘブライ語でベツザタと呼ばれる池があり,そこにつの柱廊があった。その柱廊には,病気の人,目が見えない人,足が不自由な人,体がまひした*人などが大勢,横たわっていた。 そこに,38年間も病気の男性がいた。イエスはこの男性が横たわっているのを見,もう長いこと病気であるのに気付いて,「良くなりたいですか」と言った。 病気の男性は答えた。「旦那さま,私には,水が揺れる時に池に入れてくれる人がいません。私が行こうとすると,ほかの人が先に下りてしまいます」。 イエスは言った。「起き上がり,その敷物を持って,歩きなさい」。 すると男性はすぐに良くなり,敷物を持って歩き始めた」(ジョン5:1-9)。

イエス・キリストはてんかんを癒します: « 彼らが群衆の方に来ると,ある男性がイエスに近づき,ひざまずいて,言った。「主よ,息子に憐れみをお掛けください。息子はてんかんがあり,ひどい状態です。何度も火の中に倒れ,何度も水の中に落ちます。 息子をあなたの弟子たちのもとに連れてきましたが,治せませんでした」。 それでイエスは言った。「ああ,不信仰で不健全な世代よ,私はいつまであなた方といなければならないのでしょう。いつまであなた方のことを耐えなければならないのでしょう。その子をここに連れてきなさい」。 それから,イエスが邪悪な天使を叱りつけると,その子から出ていった。その時,少年は治った。 そこで弟子たちはイエスのもとにそっと来て,「なぜ私たちは追い出せなかったのでしょうか」と言った。 イエスは言った。「信仰が少ないためです。はっきり言いますが,からしの種ほどの信仰があるなら,この山に,『ここからあそこに移れ』と言うとしても,それは移るのであり,何事も不可能ではありません」 »(マタイ17:14-20)。

イエスはそれを知らずに女性を癒します: « イエスが進んでいくと,人々が群がった。 ところで,12年間も出血が続き,誰にも治してもらえずにいる女性がいた。 女性は後ろから近づき,イエスの外衣の裾 に触った。すると出血はすぐに止まった。 イエスは,「触ったのは誰ですか」と言った。皆が自分ではないと答えていると,ペテロが言った。「先生,人々があなたを囲んで群がっているのです」。 それでもイエスは言った。「誰かが私に触ったのです。私から力 が出ていきました」。女性は,気付かれていたと分かり,震えながら進み出て,イエスの前でひれ伏し,イエスに触った理由とすぐに癒やされた様子を皆の前で説明した。 イエスは言った。「あなた が良くなったのは信仰があったからです。安心して暮らしなさい」 »(ルカ8:42-48)。

イエスは遠くから一人を癒します: « イエスはこれらのことを民に話し終えると,カペルナウムに入った。 さて,ある士官の大切な奴隷が重い病気で死にかかっていた。 士官はイエスのことを聞くと,奴隷を治しに来てくれるよう頼むために,ユダヤ人の長老たちを遣わした。 長老たちはイエスのもとに来て,真剣に嘆願し始め,こう言った。「あの人の願いをぜひかなえてあげてください。 私たちの民を愛して,会堂を建ててくれました」。それでイエスは一緒に行った。士官の家からあまり遠くない所まで来た時,士官はイエスに次のように伝えるために友人たちを遣わした。「閣下,わざわざ私のような者の家に来ていただくには及びません。 それに,私はあなたのもとに伺うにはふさわしくない者だと思いました。ただ一言言ってくださり,私の召し使いが癒やされるようにしてください。  といいますのは,私は権威の下に置かれた人間で,私の下にも兵士がおり,この者に『行け!』と言えば,行き,別の者に『来い!』と言えば,来ます。また,私の奴隷に,『これをせよ!』と言えば,それをします」。 イエスはこれらのことを聞いてとても驚き,後に従う群衆の方を向いて言った。「あなたたちに言いますが,イスラエルでもこれほどの信仰は見たことがありません」。 そして,遣わされた人たちが家に戻ると,奴隷は健康になっていた »(ルカ7:1-10)。

イエス・キリストは18年間、障害のある女性を癒してきました: « 安息日に,イエスは会堂で教えていた。 そこに,18年間邪悪な天使に取りつかれて病弱な女性がいた。腰が折れ曲がり,どうしても真っすぐに立てなかった。 イエスはその女性を見て話し掛け,「あなたはもう病弱ではありません」と言った。 そして両手を置くと,その女性はすぐさま真っすぐに立ち,神をたたえ始めた。 ところが会堂の役員は,イエスが安息日に病気を治したので憤り,群衆にこう言った。「仕事をすべき日は6日あるのだから,それらの日に来て治してもらいなさい。安息日は駄目だ」。 しかし主イエスがこう答えた。「偽善者たち,あなた方はそれぞれ安息日に牛やロバを家畜小屋から解いて,水を飲ませに引いていきませんか。 それなら,アブラハムの子孫*でサタンに18年も縛られていたこの女性が安息日に解放されてもよいのではありませんか」。 イエスがこう言うと,反対者たちは皆,恥ずかしく思うようになった。しかし,群衆は皆,イエスがした素晴らしい事柄全てを喜ぶようになった »(ルカ13:10-17)。

イエス・キリストはフェニキア人の女性の娘を癒します: « イエスはそこを去り,ティルスとシドンの地方に行った。  すると,その地方のフェニキア人女性が来て,「主よ,ダビデの子よ,憐れみをお掛けください。娘が邪悪な天使に取りつかれ,ひどく苦しめられています」と叫んだ。 しかしイエスは,一言も答えなかった。それで弟子たちが来て,言った。「この女性を追い払ってください。後に付いてきて,ずっと叫んでいます」。 イエスは答えた。「私は,イスラエル国民の迷い出た羊 の所にしか遣わされていません」。 しかし女性は来て,イエスに敬意を表し,言った。「主よ,お助けください!」 イエスは答えた。「子供たちのパンを取って小犬に投げ与えるのは正しくありません」。 女性は言った。「そうです,主よ。けれど,小犬も主人の食卓から落ちるパンくずを食べます」。 そこでイエスは言った。「素晴らしい信仰です! あなたの願う通りのことが起きますように」。すると,娘はその時,癒やされた »(マタイ15:21-28)。

イエス・キリストは嵐を静めました。「イエスが舟に乗ると,弟子たちが後に従った。 ところが,湖に大嵐が生じ,舟は波にのまれそうになった。それでも,イエスは眠っていた。 弟子たちが来てイエスを起こし,「主よ,助けてください。死んでしまいそうです!」と言った。 しかしイエスは言った。「なぜそんなに怖がっている*のですか。信仰の少ない人たち」。それから起き上がって風と湖を叱りつけた。すると湖面はすっかり穏やかになった。 弟子たちはとても驚き,「どういう方なのだろう。風や湖さえ従うのだ」と言った」(マタイ8:23-27)。この奇跡は、地上の楽園では災害を引き起こす嵐や洪水がもはやないことを示しています。

海の上を歩くイエス・キリスト: “イエスは群衆を解散させた後,祈りをするため自分だけで山に登った。日が暮れても,1人でそこにいた。 その頃までに,舟は陸から何百メートルも離れていたが,向かい風で,波のためになかなか進まなかった。 ところが,第4夜警時 に,イエスは湖の上を歩いて舟の所に来た。 弟子たちは,イエスが湖の上を歩いているのを目にして動揺し,「幻影だ!」と言った。そして,恐れのあまり叫び声を上げた。 しかし,イエスはすぐに話し掛け,「安心しなさい。私です。恐れることはありません」と言った。 ペテロは言った。「主よ,あなたでしたら,水の上を歩いてそちらに行くよう私に命令してください」。 イエスは,「来なさい!」と言った。そこでペテロは舟から出て,水の上を歩いてイエスの方に向かった。ところが暴風を見て怖くなり,沈み始めた時,「主よ,助けてください!」と叫んだ。 イエスはすぐに手を伸ばしてペテロをつかみ,「信仰の少ない人よ,なぜ疑いに負けたのですか」と言った。 2人が舟に乗り込んでから,暴風はやんだ。  その時,舟にいた弟子たちは,「確かにあなたは神の子です」と言って,敬意を表した »(マタイ14:23-33)。

奇跡的なピーチ: « 人々がイエスに群がってきて神の言葉を聞いていた時のこと,イエスはゲネサレ湖 のほとりに立っていた。 湖畔に2そうの舟が泊めてあるのが見え,漁師たちが舟から下りて,網を洗っていた。 イエスはそのうちの1そう,シモンの舟に乗り,陸から少し離すよう求めた。それから腰を下ろし,舟から群衆に教え始めた。  話し終えると,シモンに言った。「沖に乗り出し,網を下ろして漁をしなさい」。 しかしシモンは答えた。「先生,一晩中働いて何も捕れませんでした。それでも,おっしゃる通り,網を下ろしてみます」。 下ろしてみると,非常に多くの魚が掛かった。網が裂け始めるほどだった。 それで,もう一方の舟にいる仲間たちに合図をし,助けに来てもらった。両方の舟は魚でいっぱいになり,沈みかけた。 シモン・ペテロはこれを見てイエスの前にひれ伏し,「私から離れてください,主よ。私は罪深い男なのです」と言った。 大漁だったので,シモンも一緒にいた人も非常に驚き,圧倒されてしまったのである。 シモンの仲間であるゼベダイの息子たち,ヤコブとヨハネ も同様だった。しかしイエスはシモンに言った。「恐れることはありません。今後,あなたは人を生きたまま捕るのです」。 この人たちは舟を陸に戻し,一切のものを捨ててイエスの後に従った »(ルカ5:1-11)。

イエス・キリストはパンを増やします: « この後,イエスはガリラヤ湖つまりティベリア湖の向こうへ行った。 大勢の人がその場所に向かっていった。イエスが奇跡 を行って病気の人たちを癒やすのを見たからだった。 イエスは山に登り,そこで弟子たちと座った。 さて,ユダヤ人の祭りである過ぎ越し が近かった。 イエスは目を上げて大勢の人がやって来るのを見,「この人々が食べるパンをどこで買いましょうか」とフィリポに言った。 彼を試すためにそう言ったのであり,どうするかは考えてあった。 フィリポは答えた。「200デナリ*分のパンでも足りません。一人一人にほんの少しずつ配ることもできないでしょう」。 弟子の1人でシモン・ペテロの兄弟であるアンデレが言った。 「ここに大麦のパン5つと小さな魚2匹を持っている少年がいます。でも,これほど大勢では何になるでしょうか」。イエスは,「人々を座らせなさい」と言った。その場所には草がたくさん生えていて,人々はそこに座った。約5000人の男性がいた。 イエスはパンを取り,感謝の祈りをしてから,座っている人たちに配った。小さな魚についても同じようにし,人々は好きなだけ食べた。 人々が満腹になった時,イエスは弟子たちに言った。「余ったかけらを集め,何も無駄にならないようにしなさい」。 弟子たちがかけらを集めると,12個の籠がいっぱいになった。もともと5つだった大麦のパンを食べた人たちが残したものだった。人々はイエスが行った奇跡 を見て,「これこそ,世に来ることになっていた預言者だ」と言いだした。 イエスは,人々が自分を王にするために捕らえに来ようとしているのを知り,ただ独りで 再び山に去っていった »(ヨハネ6:1-15)。地球全体に食物が豊富にあります(詩篇72:16;イザヤ30:23)。

イエス・キリストは未亡人の息子を育てました:「この後すぐ,イエスはナインという町に移動した。弟子や他の大勢の人が同行していた。 町の門に近づくと,死人が運び出されてくるところだった。それはある母親の一人息子で,しかも母親はやもめだった。町のかなり多くの人も一緒にいた。 主イエスはその母親を見ると,かわいそうに思い,「泣くことはありません」と言った。 そして,遺体を載せた台に近づいて触った。担いでいた人たちは立ち止まった。イエスは言った。「若者よ,さあ,起き上がりなさい!」 すると死人は体を起こして話し始め,イエスは息子を母親に渡した。 この時,皆は畏れを抱き,神をたたえ始めて,「偉大な預言者が私たちの間に現れた」,「神はご自分の民に注意を向けてくださった」と言った。   イエスに関するこの話はユダヤ全土と周囲の全地方に広まった」(ルカ7:11-17)。

イエス・キリストはヤイロの娘を復活させます:「イエスが話しているうちに,会堂の役員の家から人が来て,「娘さんは亡くなりました。もう先生を煩わすことはありません」と言った。 これを聞いてイエスは役員に言った。「心配は要りません。ただ信仰を持ちなさい。そうすれば娘さんは救われます」。 その家に着くと,イエスは,ペテロ,ヨハネ,ヤコブ,娘の父親と母親以外は,誰も一緒に中に入らせなかった。 一方,人々は皆泣き,娘のために胸をたたいて悲しんでいた。イエスは言った。「泣くのをやめなさい。少女は死んだのではなく,眠っているのです」。 人々はイエスのことをあざ笑いだした。少女が死んだことを知っていたからである。 しかしイエスは少女の手を取って呼び掛け,「起きなさい!」と言った。 すると少女は生き返り,すぐに起き上がった。イエスは,少女に何か食べさせてあげるよう命じた。 両親はわれを忘れたようになったが,イエスは起きた事を誰にも話さないようにと指示した」(ルカ8:49-56)。

イエスキリストは、4日前に亡くなった友人のラザロを復活させます:「イエスはまだ村に入っておらず,マルタと会った場所にいた。 家でマリアを慰めていたユダヤ人たちは,マリアが急いで立って出ていったので,墓に行って泣くのだろうと思い,後に付いていった。 マリアは,イエスがいる所に着いてイエスを見つけると,その足元にひれ伏して,「主よ,もしここにいてくださったなら,私の兄弟は死ななかったでしょう」と言った。 イエスは,マリアが泣き,一緒に来たユダヤ人たちも泣いているのを見ると,心の中でうめき,苦悩した。 そして,「ラザロをどこに横たえたのですか」と言った。人々は,「主よ,一緒に来てください」と言った。 イエスは涙を流した。それでユダヤ人たちは言いだした。「見なさい,本当に愛情を抱いていたのだ」。 しかし,ある人たちは言った。「この人は目が見えない人の目を開けたが,彼が死ぬのは防げなかったのだろうか」。

イエスは,再び心の中でうめいてから,墓に来た。それは洞窟で,入り口が石でふさがれていた。 イエスは,「石をどけてください」と言った。兄弟を亡くしたマルタが言った。「主よ,もう臭くなっているに違いありません。4日たっています」。 イエスは言った。「信じるなら神の輝かしい力を見る,とあなたに言いませんでしたか」。 石がどけられると,イエスは天を見上げて,こう言った。「父よ,私の願いを聞いてくださり,感謝いたします。 いつも聞いてくださることは知っていますが,周りに立つ人々のために言っています。あなたが私を遣わされたことをこの人々が信じるためです」。  イエスはそう言い終えると,大声で叫んだ。「ラザロ,出てきなさい!」すると,死んでいたラザロが,手足に布を巻かれたまま出てきた。顔にも布が巻かれていた。イエスは言った。「ほどいて,歩けるようにしてあげなさい」」(ジョン11:30-44)。

最後奇跡的なピーチ(キリストの復活の直後): « ちょうど夜が明ける頃,イエスが浜辺に立ったが,弟子たちはそれがイエスだと気付かなかった。 イエスは言った。「友よ,食べる物 がないのですね」。弟子たちは,「ありません」と答えた。 イエスは言った。「舟の右側に網を投げなさい。そうすれば捕れます」。そこで弟子たちは網を投げたが,魚があまりに多くて網を引き寄せられなかった。 それで,イエスの愛する弟子がペテロに,「主だ!」と言った。裸 だったシモン・ペテロは,主だと聞くと,服を着て湖に飛び込んだ。 しかしほかの弟子たちは,魚でいっぱいの網を引きながら,小舟でやって来た。岸からそれほど遠くなく,わずか90メートルほどだった »(ヨハネ21:4-8)。

イエス・キリストは他の多くの奇跡を行いました。彼らは私たちの信仰を強め、私たちを励まし、楽園にある多くの祝福を垣間見ることができます。使徒ヨハネの書かれた言葉は、楽園で起こることを保証するものとして、イエス・キリストが成し遂げた驚くべき数の奇跡を非常によく要約しています: 「事実,イエスが行ったことはほかにも多くある。それを詳細に書いたとしたら,その巻物は世界に収まり切らないと思う」(ジョン21:25)。

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Japanese: 聖書研究の6つのテーマ

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